「選べる」という幻想

シーカヤック用ウエアの種類はとても少ない。メーカー・製品・サイズ・生産量。サーフィンやスノボなんかと比較すると、その少なさに愕然とする。
カヤックそのものについても、似たようなものだ。 っていうか、もっと酷い。 私がちっさくて(150センチない)まだ非力(Shorelineすら持ち上げられない)なもんだから、「自分にあった艇を探す」のではない、「乗せてくれる/操らせてくれる艇」に「乗らせてもらう」のだ。今わかってる限りでは、私が乗れる艇の種類は、「日本に」片手くらいの数しかない・・はず・・Shoreline、Mystic、Aila、BCC BZ-510、あとChinitaとか不知火?

ドライスーツを購入するにあたっても、選択肢が「なくて」泣いた。 だって「二択」ですよ?! どっちもオーバーサイズで、がっばがばで不思議な色なうちのどっちにする〜?!という涙の選択。 で、どっちも「よんまんえん」とかする。

しかし、腹をくくってM社ドライスーツを発注した後、冬物最終バーゲンなどに行ってちょっと悟った。
普段買ってるものだって、そんなに選んでないよ?

デパートでもスーパーでも商業ビルでも、とにかく欲しいor買えるものがあるところは常に一定。 その狭い中で、せいぜい二択か三択で買うものを決める。決まらなければ、または、そこに欲しいものがなければ、買わない。
商品数・種類の総量があまりにあるから、「選べている」気がしているけれど、実はその「選んでいる」と思ってる状態が「幻想」で、やってることは私がドライスーツを買った時と一緒・・・?

この話は、続けていくとパワーブランディングの話になって、私に取り扱える範疇を越えてしまうので今回はここらへんにするけれど、、もう少し寝かせてまた、続きを書きます。

忘れないように資料・・・→
(1)http://www.jmr-g.co.jp/proposal/new.html
(2)http://www.breview.jp/2004/06/