ready?

海に出ない久しぶりの週末。 出られない、と書かないのは負け惜しみ・・・ ホーム久留和にもご挨拶に行きました。 穏やかな、波も風もない、グレーの冬の海。 でも、確実に暖かくなってた。

お昼過ぎからは一色海岸周辺で、Xactiで動画撮影。 山口逢春(字が違ってるはず・・・すみません)記念館の梅は三分咲き。 美術館前バス停からUの入り口まで、Uから一色海岸へのアプローチ。 海上散歩の友人たち。 視線をぐらぐらさせないように動画を撮影するのは、歩きながらではとても難しいものだ。 テレビ撮影クルーは、あんな重いカメラをかついで、それでも滑らかな視線を作り出す・・・すごいなあ・・・

神奈川県立美術館葉山分館・パウラ・モーダーゾーン=ベッカー展。 絵を見るのはもう何ヶ月ぶりだかわからないくらい、久しぶり。 何度歩いても、ここの美術館の動線は本当に心地よい。 今回も一色の海を臨む窓には紗がかけられていた・・・もったいないなあ。

美術館だよりである「たいせつな風景」をもらって、美術館喫茶室のテラスで読んだ。 『感性はモノとちがって、一度獲得すると二度となくさない。増減はあっても失せることはない。 新しい感性の誕生は、新しい人間の誕生というものだ。』(たいせつな風景Vol.1 P3「海について」池内紀さんの文章より抜粋。 強調は本ブログ筆者による) 私にとって、シーカヤックとの出会いはこんなことだったのだ、を教えてくれる文章。

遠く海を見渡すと、彼方に、コアのスクールメンバーが久留和に向かって帰ってゆく姿が連なる点のように見えた。 ここからシーカヤックに乗る私たちがどう見えるのか、いつか知りたいと思っていたんだけれど、実際に見るとなんだか不思議に懐かしい感じ。 一人だけどんどんスピードあげてたの、あれは一体誰だったんだろう?

見下ろすと、あれ??、なんか知ってる艇が上陸してくる・・・・? 永倉さんこと、Sさんでした。 Uクラブで、コーヒーいただいてケーキ食べて、JGさん、KMYKさんにお会いすることに。 Iさんの新艇も見せていただいた。 進水式、おめでとうございました! 私のShorelineもはやくやってきますように。。

毎週同じ山道に車を走らせていると、山のそこここに春が来ていることを見て取ることができる。 細く硬くとがっていた木の枝々が、少しずつ少しずつ色を変えてきた。 木の芽の成長は、山の色を丸く、柔らかく、ほの明るく照らす。 

春はあともう少し先だけれど、確かに季節は移りはじめている。 Ready?