普通電車でゆこう

計画停電でわけわかんなくなった通勤電車で少しでも快適にオフィスへ通うために私がとった方法はこれでした。とにかく、普通電車でゆっくり座ってゆく。

朝こそこの手は一回しか使えませんでしたが(最寄駅が始発駅でないため、なかなか座れない)、帰りは震災後ずっとこれです。 都内の始発駅で快速特急を待つ人の列の隙間からダッシュで普通電車に乗り込み、とにかく座って、あとはずっとwalkman聴きながら、延々1時間くらいかけて家に帰ります。。 快適ですよ?

そりゃあ、特急には8本ほど抜かされます。(今日数えたらあらためてびっくりしました) 「快速の2倍」時間もかかります。 でも、別に急ぐ用事ないし、最寄駅の百貨店はまだ18時に閉まっちゃうから間に合わないし、特段不足しているものはないし、食事の下準備もしてあるし、ありがたいことに停電もまだ一回もしてないし。

今回の震災の影響はちょっとやそっとでは解決せず、というより日を追うにつれて顕著に深刻になってゆく、と、うちの会社の人たちは予測しています。bたぶんそうだろうと私も思ってます。 「普通でい続けること」、実はこれ、この状況下では結構難しいことではないでしょうか? 「普通」の定義自体3.11以来どんどん変化しているので、それを踏まえたうえで「普通でい続けること」、ある意味挑戦のしがいがあることだと自分自身では思っています。

とにかくそのために、まずはいろいろ疲れ果てた自分を立て直そう。 食べて、よく寝て、家族と好きな人を大切に大切にして。 簡単とも思えるこんな普通なことが普通に自然にできるようになったら、初めて、ひとに何ができるか、を考え始めようと思います。