nice to meet you

海に出るのは今年3回目。 初夏の日差しながら、水の透明度は抜群、っていうより、こわいくらい。 ここでこんだけ見えたのはいったい、何回?いや、初めてか? そんな海の中できらきら光る稚魚の群れ。 カヤックを円の中心に置いて一斉に跳ねる小さな魚たち、その後ろで大きな魚もぽんぽん跳ねてます。 水平線を見渡せば、遠くに霞みながらも頭を覗かせる富士山、沖にはヨットのマストが林のよう。 ジェットの引き波以外に波はなし、ゆっくりまったり尾が島へ。
と、何やらスターンでなんかの気配。 ぱしゃ? 振り向くとそこに、丸い頭に丸い目。 尾が島近辺に昨年から住み着いた、あざらし:おがちゃんの姿が。 一色・大浜ベースの人間にはもうそんな人ひとりもいないと思うんですが、私、あざらしに会うの、なんと今日が初めてだったんです。はじめましてー。 そして、びっくりしました、あっちから来てくれるとわ。 私が止まると海に潜るものの、動き出すと何故か、スターンぴったりに付いてくる。 見るとくるっと向こうに行っちゃうんだけどなー、と思ったら、コクピット真横にひょいと頭を出し、ぐるぐる回転、ぷしゅ、とくしゃみ。 びっくりして私もぐるぐる回って漕いでたら、尾が島にいたボードの方がビデオ撮ってました。 ああああ、、
久留和で試乗会があるとの話だったので、とりあえずそれだけでも見ようかな?と一旦海岸に近寄るも、どうも、うちのホームの方おふたり以外にも知った顔ばっかりかも。 これ、上がるとご挨拶で1時間はかかるよね・・・・ドライな私、くるりときびすを返して、も一度尾が島経由で帰ろうっと、さくさく離脱。んー、帰りもおがちゃんに会えるといいんだけど、そんなの無理だよねえ。
と思いつつ、それでも尾が島をかすめるルート(これは奇しくも、以前風波があがった時葉山衆の皆様が私を引率して大浜までもどってくださったルート)で漕ぎ進むと・・・ふたたび、スターンにぱしゃ。 おがちゃん〜! 今度は活発に、カヤックの下をくぐったり左側をずっと伴走、じゃないや、伴泳?したり、あの、私のカヤックのスターンに何か魚でもひっかってます?って思ったくらい・・・・長者が切れるところまでずっと付いてきて、他のカヤックさんたちとすれ違ったところで離れてゆきました。 ばいばい、楽しかった、来てくれてありがとう、ほんとに!
10時出艇、12時帰着。 ほぼ予定通りにあがって、思う存分クラブハウスでのんびりして、幸せな日曜日を過ごすことができました。 出艇記録を見ると、昨日と今日で会員の方ほぼ全員が海に出たことがわかりました。 シーズンですね! これからもずっと、こんな感じで海とカヤックとつきあっていければいいな。 そんな気持ちを新たにした、春の一日でした。