岩地2009-1

岩地2009!

ブログの更新が季節ネタになってます、すみません。
もういいかげん理由を公開してもいいと思うので言ってしまうと、理由はたったひとつです。 会社から全く書き込んでないから! 某官庁公使の方も全く同じ理由で長い間ブログ更新されていませんでしたが、最近転任されてから更新が進んでます。私もそのうち自宅PCの環境をよくして、せめて週一更新したいもの・・・・

昨年12月からここまで、この大会だけを見つめて海に出続けていたといっても過言ではありませんでした。 昨年はいろいろな事情でカヤックを降りるか?!寸前だったため、大好きなのにもかかわらず、海猿の皆さんともかなり距離を置いた大会参加をして後悔しきり! ということだったため、今年はこの大会に向け、自分を鍛える!!。 ということで、艇庫所属にもかかわらず常にソロ!艇庫の皆さんと出艇同時でも絶対ソロ!ダンパー風波でサーファーさんが海岸にはいっぱい、でも艇庫に誰もいなくても、ソロで出る! ・・・・何をやってるんだか自分でもよくわかんないことも多かった半年を経て、さて岩地申し込み♪と思ったその矢先、突然私のカルマがまた私を襲ったのでした・・・・それは、パドル。 「Oさん発注のパドルは製品として作ってないので納品できないと本国(どこ?)から連絡が来ました」忘れもしない5月12日。 今更デスか・・・・

私の愛パは長い間ATでした。 今でもこのパドルを愛する気持ちは全く変わらず人後に落ちるものではないと思っていますが、レースのためにややキャッチのしっかりしたものも使えるようになりたい!。 ということで、昨年10月に某Bパドルを発注、春先納品と言われていながらまだ来ない、まだ来ない、と待ち続けていた矢先の衝撃・・・・これから他のパドルを探そうにも慣れようにも、あと3週間もありません。 岩地は、吹けば相当の荒れが予想されるので、ある程度荒れを経験したことあるパドルでないと、はっきり言って無理ですよ・・・・

ボランティア参加という哀しい選択をしようとしたその矢先、捨てる神あれば、拾う神あり。 この窮地を鮮やかに救ってくださる方が見つかりました。 ソロで漕いでてほんとによかった。 いろんなところにひとりで顔を出してきて、ほんとーーによかった。 カヤックの世界が狭くて、皆さんの面倒見が半端じゃなくよくて、ほんとーーーによかった。。 レース前日納品予定、ながら、発注してたタイプより重たいタイプ、ながら、無事Bパドルが手に入ることが内定しました。 ああ、これでやっと海猿参加が可能に。 慌ててオーラさんへ連絡、今年は無事グループとして岩地へ参加できることになりました。半年ソロの苦労もこれで4分の3報われたというもの(・・・もう?。。。。)

自艇自車積みの私の苦労は、岩地アクセスから始まります。 まあ、艇庫派で都内在住の方たちも同じ苦労をされていると思うのですが・・・(Hげたさんしかり、MNさんしかり)、今年春先のベルーガさん送別海時、前日葉山から艇を車に積んで自宅に一旦戻り、当日早朝伊豆へ自宅から出発すると、2時間ほど時間のロスがあるけれど身体も気持ちもとても楽、ということがわかったので、今回も金曜日午後わざわざ会社をおやすみして一色へ艇を取りにゆきました。雨降ってたから自分で積めるかどうか不安でしたが、偶然大師匠様が艇庫にいらっしゃったので積むのを手伝っていただくことができ、何とか準備クリア。 大変な作業中、ありがとうございました>大師匠様 あとは岩地へ行くだけです。

私の体力ストックからいくと、土曜日真剣に漕いでしまうと日曜当日の体力が枯渇するので、土曜はゆくりめに出発(とはいえ6時)。 下田に用があり大回りして行ったため、岩地には12時前に到着、海猿漕ぎに出るヤスさんダイちゃんを見送って、まずはたった今受け取ったパドルの慣らしにレッツゴー! ・・・・わかっていたけど重いです・・・・・本来ならば、三浦で距離漕ぎ(10K,20K)をやってからレースに臨むべき、、だったけど、パドルが来なかったり距離トレーニング予定日が荒れたりして、結局このBパドル・シングルの最長連続漕ぎは7K。いつもぶっつけ本番の私、とはいえ、長らく記録に残るこの大会でもこんな体たらく、今後はもう少し準備期間をよく考えた末にレースに臨まないとね、、、なんて思いながら、岩地の海岸を出たり入ったり。 はじめはキャッチがいまいちだったパドルも、2往復するうちになんとか水をきちんと掴んでくれるようになってきました。 ミニレースが始まりそう、ってことはここにいると邪魔なのね。。 幸い、ベタ凪を絵にしたような今日の岩地、慣らしもあるからいけるとこまでレースコースを下見に行って見ましょう。 ソロだけど、これならなんとか。。

とにかく恐る恐る。 岩地湾内を出て左折、まずは雲見が見えるところまで。 ちょっと出てはやや戻り、も少し出てはまた戻り。 これくらいなら? いや、ここまでなら? 軌跡を見れば私の迷いがはっきり現れていたと思います。 3度目くらいに逡巡していると、Bajaストームさんがシーカヤックで近寄って来られました。 お話を伺うと、身体を壊された上にスキーも折った(車から落としたとのお話)ため、今回はシーカヤックでのんびり参加、とのこと。 ややお話して、また別行動に。 雲見が見えるくらいの位置まで沖に出て振り向くと、かなり後方の陸よりから雲見を目指すシーブリサーフ、多分MNさん。 私が迷って停泊している間にどんどん加速して、多分全コース下見に行かれるんだろうな。。 雲見へ向って小さくなってゆきます。 ええい。 とにかく千貫門が見えるところまで! いつもならうねりと突き上げでややこしい雲見が、凪の柴崎みたいな優しいうねりのみ、するすると漕ぎ抜けてやっと千貫門が見えた! ふう、これでもう戻っちゃえ〜、と左を見ると、ストームさん再び。「ここまで来たなら千貫門くぐって帰りなさい」、はい、そうします〜。

人生4度目の千貫門は、これまでで最も穏やかで、うねりも波もなく、岩も落ちてきませんでした。これまで近づけなかった岩のまわりすれすれもぐるぐる回り、また沿岸沿いをゆっくり戻るというストームさんとお別れして一気に岩地へ帰還! この頃になると、パドルももう今日初めてって感じでもなくなってきて、腕も疲れず、手首も痛まず! なんか快調。。雲見を越える頃から、ミニレースを終えた皆さんが次々とコース下見に出てこられて、たくさんの知り合いとすれ違いました。 穏やかでしたよ〜、いってらっしゃい〜。

岩地湾入り口まで戻るも、まだ3時になったかならないか、他のみなさんも次々と湾から出て行かれるため、岩地を越えて少し先まで行ってみて、ま、いいか、ってとこで戻りました。 戻ってみたら、某ムーミン号の試乗会をやっていて、ダイちゃんがロールでぐるんぐるん廻ってました、、すごいすごい。パドル快調でした、皆さんありがとうございました〜!!

今年の宿は海から3分、駐車場へも楽々上がれる階段を教えていただいたため、ギアの出し入れに苦労した昨年が嘘のようにその後の片付けも速やかに終わり、大所帯の宿で一人のお部屋もいただいて、もうこの上はないくらい安心したレース前日となりました。 んー。Bパドルで漕いだ後の身体の疲れがはんぱでないこと、これまでできたことのない場所(左手とか)にマメができて水泡が盛り上がってるのが気になるけど、とにかく明日はレース当日、楽しみたいと思います。