第7回伊勢海老シーカヤックマラソン・その2

泊まった宿の窓からは、第二転回点:楓一号「地点」が見えました(植木の陰になっててブイは見えないけど、一号のある場所はわかった)。 夜の間中、ごうごうと吹き続ける風の音。 がたがた鳴る窓枠、輝く星・・・・ひとり翌日の初マラソンを思って不安な夜は、しかしとてもよく眠ることができました。 車やテントで寝るのは苦手だけど、おふとんさえあれば私寝つきはよいほうなのですねえ、どこでも。。
5時半起床。 とにかくまず窓を開けて海を見る。 夜の風音に比べて風は落ち、ただ湾から流れ出す潮の勢いが変わってないのが気になるといえば気になる・・・ 朝食6時、出発6時半、ベルさんFJさんの気合が同じ車の中の私にも痛いほど伝わってきます。 前をゆくかめさんの車もどんどん加速。 ちょっと前に出たはずのBAJAの車の姿ももう見えません。 うー、、やる気ですねーー。。
7時過ぎ、桟橋前の駐車場は3割の入り、次々と今日漕ぐ人が集まってきます。 海猿レースチームは艇の最後の調整を済ませて次々と艇を出し、私もその流れに乗っていつの間にか浮かんでた。 確か私今日は漕がないとか言おうかと思っていたような気もしたんだけど・・・・浮かぶ前、かめさんストームさん、二人並んで私を見ながら、ぽつり。 「本当に出ちゃうんだねー」「途中で漕げなくなっても誰も迎えに来てくれないよー」・・は、、わかっておりまする。うううう。。。 ふと振り向くと、ホーネットをかついだ大師匠様が浮かぶところ。 なんとなく漕ぎ寄って、こわいですーー、、とか弱音吐いてみました・・・と、大師匠様「自分もこの艇は試乗したことあるくらいでちゃんと乗ったのは昨日が初めて」と・・・また尊敬を新たに致しました。 あることを依頼されたことから、私はとにかく漕いで戻ってきてその用事を必ず済ませに一色へ戻るのだと決心。 ダイさんかめさんが次々寄ってきて、スタート時は下がってよくコースを見るように、ゆっくりついてくればいいから、とアドバイス。 ありがとうございます、今日ダイさんのお誕生日なんですものね、私がんばります・・・BAJAメンバーズの皆さんは今朝もハイテンションだった。 久しぶりにお会いする193姉貴はなんとタンデム出場なためとってもリラックス。 ガイドSMさんもタンデム、どうか優勝してくださいね〜! さて、スタート時刻8:30が刻々と近づいてきます。 スタート地点で繰り広げられる舌戦、静かな昨年度優勝者(6連覇?)、レース艇の周りに漂う痛いような緊張感・・! Y角さんのカウントダウン、ドラの音でスタートです。
松崎の時、スタートダッシュのすごさに目を見張ったものですが、今回は私もその中にいてその加速をライブで体験・・・・体験って言ってる場合じゃないでしょが・・・。。。 飛ぶように加速してゆくトップチーム、当初から完漕を目的としてマイペースなグループと、いろいろな人がいます。 私はその最後尾にくっついて、一生懸命ついてゆく。 だって、そのほかにできることないですもん。 昨日吹いていた吹き出しのオフショアがないのが救い、どうか私が戻ってくるまであまり吹かないでくださいね。

多分延々と続きます・・・