材木座!!

ふと間違えて練習モードに入ったまま、はや8月も最後の日曜日。 月初ネボーして以来一緒に漕ぐことがなかった海猿公式漕ぎが本日日曜日となったため、いそいそ一色へ。 先週のおおうねりはどこ行ったというくらい、穏やかな海。 朝7時過ぎには葉山公園ということだったけど、いつもながら私は遅いのだ、、7時半うみうし入り。 今月3回目の利用となる二見の駐車場ではおかあさんがすっかり私のことを覚えて下さっていて、シャワー前の小さな駐車スペースに今日も自ら入れてくださる・・って私が怖がって入庫できないからなんだけれども。。 見送られつつうみうしへ駆け込み、ダッシュで着替えて海へ〜。 わあ。穏やか。。
とはいえ引いてる今朝の海、小磯の間を抜けることはかなわず、のんびりゆっくり小磯すれすれを進み、何だか少し空いた気がする大浜へ。 んー、いつものところにいつもの皆様、と思ったら、知らない方? I野さんでした。 某所などでたまにお見かけしたもののご本人に(意識して)直接お会いするのは初めて、おはようございまーす。 おしゃべりに熱中する皆様はまだなかなか出艇されない気配だったので、ひとり長者の岩場海上散策、透き通った海底には小さな小さな魚の群れやソラスズメダイ、8月も終わりなのにまだクラゲの姿も少なく、お池のような海を楽しんでいると、やっと皆様出艇されました。 わくわく。
本日はここからの久しぶりの出艇、恐らくそうだろうと思っていたらやはり大崎を目指す皆猿様、そう、ゆうき食堂制覇が本日の目的地なのでした。 池というのは言いすぎとしても、一色の穏やかさはこの8月一番かと思うほど、風がないのはいっそ蒸し暑く、せめてそよ、、くらい風吹かないかしら、でも吹き始めれば越えづらい柴崎・逗子・大崎手前、さーてどうなる。 がっちゃんさんがさかんにこれは何かの前兆、、と心配する声。。 柴崎岩場は湖状態、ゆっくり漕ぎつつ、ここに上陸してはいけない理由をI野さんに伺い、釣りの人ともぐっている人に注意しつつ森戸へ回遊、ゆっくり岸ベタに進む。 こーーんな岸ベタは恐らく「あの時」以来・・・そう、私が始めて中距離ツーリングに出て、簡単に沈脱、人生発のトウイングなんかされたあの夏の終わり・・・あの頃私が4年後にこんなふうに自分の艇でこつこつ海を漕ぎまわるようになるなんて、思ってもみませんでしたね>前師匠。 森戸の海岸をじっくり見るのは実は初めて、このへんに住んでいるというわさのDさんのことなど伺いながら、ゆっくり進み、森戸のおしゃれカフェを海からのぞき、道から入る位置を確認、、ああ、海から見るのと道路から見るのって、道も陸も感じが違いますね。。 葉山マリーナすれすれに漕いでも返す波も三角波もひとつもなく、ヨットの出入り口をしげしげと観察。 ここのマリーナレストラン・和食店は私の母のお気に入りなのでたまに連れて一緒に食事に来るのだけれど、こっち側から見るのは当然?!初めて、ふーん、、こんなふうになってたのね。
マリーナ堤防を横切り、逗子湾に漕ぎ出すと、まだ少ないヨット、大崎に入る波もなく、大崎手前ホモビーを遠目に観察、皆猿様方いろいろ見えて大変だったようだけど、幸い近視の私は特にヤバイものも見えずさくさくと大崎波乗りポイントへ。 ちっさな波がたまーーにほよんと上がるのを眺め、んー、乗ってみようかな〜と思うも、がっちゃんさん同様「浅すぎてこけたら頭を打つ」恐れを回避するべくちょっと沖出し、初?の左ロールでさくっとあがるKさん、波の背中を追いかけるIさん、ロールで涼をとるOさんなどを眺めつつぼんやり。 大崎、引いてますね。 これでは300メートル以上担いでもまだ陸に着きませんよ? ということで、急遽材木座から歩いてゆく作戦にとミッションが変更されたので、これまた大した風もない逗子マリーナ沖をさくさくと進む。 ここの結婚式場写真はよく見るけど、やっぱりこっちから見るのは初めてでした、なんか今日はいろいろ見れてうれしいな。
回り込めばそこには和賀江島、そうそう、ここから私前師匠のあとにくっついて出ましたよ〜、、引いてるから石垣のほぼ全景が見えて、こんなふうになってたのかとまた感心。 岸辺に近づいてゆくと、そこにはスタンバイするウインドの姿、見渡したところ50本は下らず。 ・・・ってことは、風が上がるんですね?! うーん。 時間はまだ11時前、これからずーーっとゆうきまで歩いて行って、並んで食べて帰ってきたら風が上がってたら・・・?! リーダー・Oさん、ちょっと考えた末に森戸帰還を決心してくださいました。 いつもすいません、私がいると漕ぎペースがぬるくなって・・・Iのさん、盛んにさっきから「修行って大事だよ」とおっしゃる。 はい、そのとおりではごいますが・・・
和賀江島から反転して海に出たところでびっくりしました。 風がそれなりにあがってる! それなりに、っていうのはさっきより、ということで、数字にすれば2もないと思うのだけれど、背中で受ける風と正面から受ける風は実は全然違うのだ、ということをはっきり意識しました。 ああ、これ、ひとりで漕ぐとき注意しないとな。
さっきより随分数の増えた逗子沖のヨットの間をぬい、ジェットが引いてるボートから豪快に女性が振り落とされた上にずーーっと(私が逗子湾渡り切るまで!)ほっとかれるのを横目で見たりしながら、さて森戸、おしゃれカフェ初体験、と思っていたらあれ? Kさんが電話してる。事件?!
事件でした。何やら見に覚えのないのに車のハザードランプがついてる事件!! 車は葉山公園駐車場、今私達はまだ森戸・・・ミッション再び変更、Kさんはレースモードで葉山へ戻り、残る私たちはなんとうみうしホームの一色堤防内にて待つことになりました・・・!
先行するお三方の背中を追ううち、森戸からカヤックツアーの一団、んーん、、うみうしではないなあ、と思ったら後ろから声が、「Oさんだよね!」 昨年某検定でご一緒したN口さんでした! 隣の浜なのにお会いするのは何と約10ヶ月ぶり。 RASAでツアーの引率中。 一色に行かれるとのことで、後でまたお話しましょうと一旦お別れ。 Oさんが待つ柴崎へダッシュ・・・ダッシュできたんですよこれが! ここのところ「キャッチ」がわかったような気がしてたんだけれど、もしかしたらほんとにできはじめているのかも?! もちろんまだぜーーんぜん遅いですけどね。 スピードが上がる、って感覚が、わかったような、そうでないような・・・・
柴崎越えて、一色へ入ると、多少上がる風波、まあとはいえ、上がってるときにくらべればほいほいという感じでしょうか、、待っていて下さったIのさん、がちゃさんと堤防内上陸。 はーー暑いよう!
まだ12時になってません、夏の朝早いスタートだと、時間がいっぱい余りますね〜!
涼をとるために海につかる皆猿様方を置いて、一旦うみうしへ戻り所用を済ませ、戻るとそこにはKさんの姿、ハザード点滅の謎を伺ったのですが、その顛末はOさんのブログにあったとおりでした。 いや不思議。 なんて話を伺いながら、今日でこの夏入れるのは最後の一色ロイヤルビーチで親子丼。 私の昼食は実は親子丼であることがとっても多いことに気づいている方はいらっしゃるだろうか・・・日本人なら米のメシ、日本人ならダシの味、日本人なら親子丼! なんちゃって・・・
とりとめのない話をしながら波打ち際で海につかりながら30分、うみうしさま引率ツアーが戻ってくるのを横目で見ながら皆猿様は大浜帰還です。 私も一度大浜行ってからお別れにしようっと。 Iのさんについて小磯先端にバウを向けると、後ろから矢の様に迫る怪しい白いシーカヤック・・・・大師匠様でした。 もちろんスプレースカートなんてしてません。 昼過ぎてから風が上がり妙にうねり突き上げる小磯先にてこずる私を横目に、まさに飛ぶように尾が島方面へと加速してゆかれました・・・すごいわ。。
Kem'sのヨガツアーが大浜にいるのかな?って見たけど、もう上がった後なのか見あたらず、出艇した時とはまったく違った様相を見せる長者のお池でちょっと休憩して本日の漕ぎ漕ぎは終わりとなりました、ありがとうございました、皆猿様方!
小磯を抜けて一色へ戻り艇を上げてシャワーを浴びても、以前小坪へ初めて上がったときほどの疲れもなく、ふつーに車に乗ってさくっとすずきやへ買い物にも行けました。 伊豆、三浦とお猿様方に中距離漕ぎを鍛えていただいている効果がもしやここに少しずつ花開いた?! ・・・そうであればよいなと思う、、のですが・・・・
猿、、じゃない、去る夏を思い、ゆっくり車を走らせ帰宅の途につきながら、ああ、私幸せだなあ。 理由なくでもしみじみと、そんなことを思いながら家に帰った夏の終わりの一日でした。