だから練習だ

私の利き手は右。 利き手でない左のドローとスカリング、私がこれらがどれだけ苦手であったか、ご存じでない方がほとんどだと思います。 本当にできなかったし、実は今でも「できて」はいませんが、進む方向はとにかくとして、、見た目はとにかくとして、、、とりあえずブレード沈めっぱなしでずりずりずりずり、、左右ともにできるようになる日が・・・来たんですね、今年7/22に。 そうだ。練習だ! ということで、先日のO先生ビデオ講習で露見した弱点克服のために、一日マンツー講習開始〜。 酷暑の海はロールしても気持ち悪いらしい。 観光地・一色海岸は大混雑との噂。 駐車場代金は3000円でしたとも! いいもん、負けない!
抜けるような青空、突き刺す日差しのもと、フォワードの形を直しながらただひたすらに沖へ進む2艇。 キャッチって何? ローテーションって何? っていうか、言葉がどんなにわかってたって、できなければ、進まなければ何の意味もないし(=いつものことだけど)。 超スローモーションで、片一方だけ、動きを分解しながらひたすら沖へ、沖へ。 暑いですー、先生(涙) ふと振り返れば、尾が島は左後ろの彼方、ずっとずっと遠く正面にはうっすらと灯台。 わー、まっすぐ行けばカメギだー・・・ 休憩。
じゃあ、長者までリバースで帰れと言われ一瞬呆然、すぐに冗談ということで安心したものの、目標とする陸があまりに遠すぎて、それでなくても方向が定まらないリバースは弧を描くような謎の航跡。 ストロークがどんだけよくたってこんなに曲がったら問題だと思うんですが・・・ リバースは身体がどこまで回るかが要なので、夏の今どんだけできても秋・フルドライスーツでどこまで身体が回るか、でもまあそれは秋になってから考えるということで・・・ ずいぶん戻ってかなり大きく見えるようになった尾が島には3本のシットオン艇の姿、これは後です〜さんご一家が海遊びに来られていたことがわかったものの、その場では近寄らず、残念なことをいたしました。
一色のおしゃれ海の家『Blue Moon』でお昼の後、この炎天下、体力・気力がどれだけ続くかという大きな不安を抱えつつ再び海へ・・・「私、午後いっぱいもつかどうか自信ないんだけど・・・」「集中だな。」 スカリング、ドローの苦手サイド=左のチェック&練習、角度の確認、レスキューポイント指導、と続き、次は苦手な・・・「じゃ、ロールやって」「ええ、ここで?!」「それが何か」・・・午後になり風波上がった一色湾ど真ん中でロングロールの修正。 引き続き、ロール失敗から沈脱→再乗艇、リエントリーロールに挑戦して初の成功。 はー、疲れた。 ローブレイスターン、とにかく傾きの足りない艇を3点で傾けること、軸になるべきローブレイスのブレード向き・沈め具合を徹底的に指導いただく。 推進力を出すためフォワードの練習も込みだったので、疲れたぞー。 利き手の右サイドしか練習できなかったので、左は全然、道は遠い。。 
次のローブレイスを始めた頃、遠く江ノ島方面から響いてくる雷の音がどんどん近づいてきた。 空を見上げると、広い空の右側半分から左へとどんどん広がる雷雲、一色監視所から再三「遊泳注意」のアナウンスが流れるように。 雷は怖い。。ちょうど時間も15時になったということで、本日の講習はここで終わりとなりました。
一日練習をして、ここまでテンションがもった日は本当に久しぶりでした。 やりたいことがものすごくはっきりしていたのがまずあったと思うけれど、今日一日きちんと練習できたのは実は「十分な睡眠」と「毎日のストレッチ」のおかげ。 真夏のシーカヤックは大変な重労働、身体とこころの準備をきちんとしておくことの大切さがはっきりわかった一日でした。 ありがとう、MK。