ひとり尾が島

起きてカーテンをあけると、しとしと雨。 朝五時のベッドで、しばし「今日どうする・・・?」と脳内相談会。 うむむ〜〜。

とにかく、行きました。 到着朝7時すぎ、すでに副長が到着されさらに荒埼に向け出発済み。 SY先輩も波を追って某シークレットポイントに行かれていて、クラブハウスには局長・YS先輩のみ。 どうやら二度寝中のニャン、「おはよう」と声をかけたら、目を開けずに顔だけこっち向いて「ニャオロロ・・・」だって・・・かわいい〜。

昨日の美しいうねり波は姿を消していて、大きくひいた浜に風もなく、・・・まあ、私のソロ練習向きの海! 局長・YS先輩もそう思われたらしく、お二人+一匹に見送られて、結構リラックスして浜へ。

つり船の人のじゃまも省みず、一色海岸をタテヨコに漕ぐ。 うねりが、ないようであるのも面白いレベル、たまに水面近く、たくさんの小さな魚がいっせいにハネたり口だけを海面から出したり、”魚がいる場所”を目で追うことができるなんて、知りませんでしたねえ。

ショアが、ATが、『自分たちをどう使ったらいいのか』教えてくれている気がするのだ、最近。 うねりに押された時、それでもショアはちゃんと自分で姿勢保持し続けようとしているのがわかってきたし、風が吹いてもショア自身はしっかり前に進み続けようとしてくれる。 フォワードでスピードを乗せようとしている時、ショアとしてはどこにあとどれくらい次の力がほしいと思ってるか、なんかわかるような気がしてきた。 ATもしかり。 今までクランクシャフトを持つ場所が内側過ぎていた、っていうの、先週末ワークショップで猛ダッシュした時にふっと理解した。 今までの持ち方じゃあ、力、伝わらないわけだわ・・・・・

道具ときちんと向き合う、って、大事ですね。 大事にします。。

恐る恐る沖だししようとするところへ、荒崎から帰還された副長と邂逅。 「海のコンディションは安定してるけど、引いてていつもは影響しない「根」が出てきて、妙なブーマーが立つから気をつけて」「小磯からは200メートルくらい沖だしして迂回しないと危ないよ」 ありがとうございます〜。

小磯100メートル沖まで出して大浜を見ると、あれ、まだ残ってたの?っていううねりが美しく盛り上がっていて、次々きれいに崩れながら大浜へ。(今思うと、あそこ浅かったから盛り上がってたんですね。 陸で考えればこんなことすぐわかる、んだけど。) ・・・・怖くて、一旦引きました。 柴崎方面へ転回、微妙に沖だししながら突端を目指したんだけれど、そこはそこで波が砕けてる・・・ので、また転回。 

バウ先端の一直線上に尾が島。 私ひとりとしては人生初くらいの沖だしのため、うねりも静かに盛り上がる、程度。 風、全くなし(と感じられた)。 じゃあ、行きましょうか、尾が島。

さくさく。 どんどん大きく近づいてくる尾が島、気がつけばあっという間に到着しておりました。 あんなに行けなかったのが、ウソのようにあっけない・・・ 潮が引いてるところにうねりが入ってるので、尾が島・長者側は小さいながらいつもと逆の波。 あらら、不思議、面白い・・・

尾が島から久留和を見ると、なんかもうあっという間に見えました。 ダッシュの練習ではこっから10分切って漕げてるから、本気出せばそんくらいであそこに着くなあ。。 と、思いつつ、くるりと転回、一色へ戻る。 (チキン??)
向きをかえると、実はさっきまで「追い風」だったことがよくわかった。 顔を優しくなでる程度の風、一番気持ちのよい向かい風を切ってショアを走らせると・・・・大浜から出艇するカヤック3艇。 あれ、誰かなあ?
 私が大きく迂回した小磯鼻すれすれを抜けて、3艇のカヤックはゆっくり一色沖へ。 追いつこうと一生懸命漕ぐも、うねりでカヤックが見え隠れする。 あれ〜、こんなにうねってたのか〜! 自分ひとりだと、うねりの高さって見誤りやすいのかも??

シーカヤックスクールKem'sのけむ師と生徒さん、でした。 おふたりとも「シーカヤック乗って3回目です」と楽しそうに目を輝かせている。 ・・・3回目、、そう、いっちばん楽しい頃だよなあ、、「彼と付き合い始めて今日で1ヶ月目です♪」、みたいな? そう言ったらけむ師、笑っておられました。 その楽しさのあとにはね〜、ロールのカベとかフォワードの山河とか〜、いろいろいろいろあるのよ〜〜、なんて、ちょっと先輩ヅラ。

みなさんとお別れして一色へ戻ると、ちょうど予定の2時間、一日雨の中漕ぎだったけど、尾が島も行けたし、けむ師にご相談したいことも偶然全部お話できたし、、もう十分。。

とりあえず、本日、ひとつの目標だった「ひとり尾が島」、無事達成いたしました! よかった、今日一生懸命起きて、よかった、シーカヤック乗ってて。 次の目標は、何といっても「ひとり久留和」、実家帰り! 今月中にクリアできるのが夢・・・・