道具は巡る

かわいそうなもの。　それは、「使われない」道具。

私は贅沢はしない。　小金持ちでもない。　（誰かと比較対照することではないね、これは。）ただ、やりたいことの周辺にある道具について、まだまだ知識も経験もないし持っていないものが多いから、間違えてしまうことがあるのだ、「どれを」買えばいいのか。 結果、結構な値段のものが、ダブる・・・

「身につける」道具の難しさは、「使う」道具の難しさをはるかにしのぐ。　人の身体は千差万別だから、誰かにとって素晴らしいものも、私によいかどうかは「？？？」　「慣れればなんとかなる」だの、「とにかく目をつぶってでも使い方わかるようにしろ」なんていう助言は意味をなさない。　

身につけてみて、「動いてみて」初めてわかるのだ。　ジャストフィットか、ダメか。

アウトドア廻りの新製品が、徐々に再び品目を増やしているような気がしてならない今日この頃。　この夏に入る時点でそれはそれは悩んだギア「サングラス」が、ダブってしまった。　どうしても私にはあわないほうも、製品としてはとっても素晴らしいもの。　画期的な技術と素材、軽さ、デザイン性。　日本に入ってきている数だってとても少ない、いわゆる「レアもの」。　ただ悲しいことに、私が海で使うと「ずれる」。　　私の鼻が低いんです・・・・設計者が考えてるより（涙）

すーーごく困った。　しつこく言うようだけど、値段の問題じゃなくて、この道具を使ってあげられないこと、について。　

なーんて思っているところで、１月にＧＰＳをお借りしてそのままにしてしまった方にお会いして話す機会が。　ＧＰＳ、長い間借りっぱなしにしているのも何だから譲ってください、とお願いする私に、彼もまた私のサングラスと似たような経緯でＧＰＳがダブってしまい、「使ってくれる人を探していたら丁度私がいた」ことを話してくれた。

普通だったら、いや、海に出る前だったら、多分この話しを聞いたところで、ＧＰＳの正規価格（正直ものすごい値段。ＡＴ買えます。。）を考えると私が素直にうなずけなかったと思うんだけど、なんか、彼の言わんとすることが、私がサングラスに対して思ってることとあまりに同じに感じられて、素直にご厚意を受けることにしてしまった。　ありがとうございます。ＨＭさん。　これからもう、ばしばし使わせていただきますね、海でも山でも・・・

ということで、私のサングラス。　某所へ、昨日無事嫁入りました。　嫁に行ったからには、実家に戻ることなく、がんがん海で働いてほしいもの。　ただし、海に流すことだけは、しないでくださいませね〜〜。　＞某氏