海のものを相手にするには時間がかかる、のだ

tomboy72005-06-23

西伊豆ツアーの思い出。 それは、Sさんが海底から拾ってきてくれた「ほら貝」の貝殻。 まだ小さくて長さ20センチ程度、大きなところの直径は8センチくらい。 でも拾ってきていただいた時はちゃんと生きてた。 お宿「やまさん」のご主人が、中を掃除して貝殻だけにしてくださったものを、大切に大切に持って帰ってきた。

海の底でつい一週間まで生きていただけあって、殻の外側にはかなり厚い青銅色の「保護色」層。 もちろん、水で洗ったって歯ブラシでこすったって落ちやしません。 貝の標本を作った経験のある方ならおわかりと思いますが、この貝殻、「結構〜」っていうより、「相当、海くさい」!! 昨日までずっと重曹水につけてみた(あらゆる掃除に愛用・多用中)んだけど、効果はいまいち。
いろいろ調べても、皆さん「一年間屋外に出しっぱなし・雨ざらし」という、「放置プレイ」系の処理でここを切り抜けられているようだ。 うーん、時間かかるなあ。 そして、この保護色層をとったら、この貝、どんな色をしているのかな?

ありがとう、google! 写真がありました。 「ほら貝ネット」http://www.horagai.net/なんかまで! まあ、大きいのはこんなに高価なんですね!
こんなに美しい色がこの貝の本当の姿だとするなら、なんとかこの貝殻も磨いてみたいもの。。

貝を持ち帰ろうとする私に、ごうさんが「塩酸で洗うといい」ようなお話をしてくださったけれども、塩酸は劇薬で、普通ではなかなか手に入らない。 どうしよう、、と思っていたら、「Nさんの美しい貝の世界」http://park19.wakwak.com/~philn/shell/で貝の洗い方が丁寧に書かれていた。「粉末タイプのハイター」か! 確かに、あれ、生活の中にある劇薬の一つ、だったかも。

週末からじっくり、試してみます。 以前、「クモ貝を掃除するのに、一年近く土に埋めた」ってK薗さんがブログに書かれていたけれど、ほんと、海のものを相手にするには時間がかかる、のだ。

ポレポレの精神を培え、っていう「海の声(「天」じゃない)でしょうかね?