この森もいつか、消えてしまうのだろうか

本の森。 それは、うずたかく積みあがった「ひとつづりの紙」。

いっとき、電子本(という呼び名でよいのでしょうか)が発売され、それで読めるコンテンツもかなりの数が出た、という記憶があるけれど、それが爆発的に売れたり、紙媒体である本を駆逐した、という話は今のところ聞かない、というより、今は「売れていない」はず。

通勤途中に何をする? 一昔前(・・・って、今では具体的にどれくらいの年数を言うのでしょうか)は、圧倒的に「本を読む」人が多かった。 今電車の中を見回すと、・・・・・携帯電話で、憑かれたようにメールしている人・WEBを見ている人・ゲームをしている人・・・・携帯のあの3×5センチ程度の画面の方が、それを覗き込む人より大きく見え、覗き込む人の何か(エネルギー? 「人」そのもの?)を吸い込んでいるように見える時すらある。 

最近のベストセラーの一部は、携帯WEBコンテンツの連載小説だった、とか。 あと10年もすると、「紙媒体の本より電子媒体の本」という時代が、来てしまうのだろうか? iPod系の浸透の速さを見ていると、そんな気がしてしまうのだが・・・