サンライズ瀬戸

tomboy72005-04-13

タカシナ試乗会へ参加するために乗った「サンライズ瀬戸」では、A寝台っていう、豪華個室なんかに泊まって(乗って)みた、結果的に・・・。 値段から想像しろよ、、って声が聞こえそうです(→飛行機片道同額程度)が、乗り込むまで、あんなにすごいとは思わなかった。

八ヶ岳で泊まったロッジのベッドよりちょっと広めのシングルが設置された個室は、2畳半程度、洗面台と机・椅子が各部屋についていて、衛星放送とWOWOWが入るテレビ、ラジオ(FM?)まで。備え付けのガウンは、明らかに女性用の、ブルーストライプのそれはかわいらしいもの。 お泊りセット一式も、きちんと備え付けられている。 シャワー券ももらえた。 荷物を置くスペースもしっかり広く、今回の旅行用荷物すべてを持ち込んでいたけれど、狭い感じは全くしない。

窓に沿って設置されたベッドは、サイドから列車上部にかけて窓がまわりこんでいるので、展望は最高・・・・夜の展望は最高って言われても、、って意見もある?

普通、列車に乗った時、社内の電気を消して景色を見る、なんてことはできないから、さっそく検札が終わったところで、部屋の電気を全部消して、窓の外の景色をゆっくり眺めてみた。

なんかすごく、、ひとりぼっち、、なかんじ・・・・・不思議で淋しい・・・・

単調な列車走行音と、流れてゆく真っ暗な景色。 人家の少ないところでは、遠くの小さな明かりがとても暖かく感じられるのに、町に入ると、いくつもいくつも通り過ぎる街灯の光がまさに「目を刺す」。 流れてゆく景色はゆっくりなんだけれど、駅を通り過ぎる時、駅名の表示は何故か読み取れない、のだ。 見上げれば星空。 おんなじ星がずっと、自分を見つめていてくれる。

通勤途中の列車ではあんなに熟睡できるのに、何故か夜行列車ではよく眠れなかったのが、とても不思議だった。 窓のシャッターを全部下ろして眠っても、2時間おきに目が覚める。 深夜3時過ぎには、京都駅手前でくっきりと目がさえ、はっきりは見えないけれど満開の、夜桜を見ることもできた。

そんな一夜を過ごした後、ぼんやりとした頭で岡山を過ぎると、橋にさしかかった列車の窓から、昇り始めた朝日に輝く瀬戸内海が・・・!  今回の旅行の気分は、この「朝日と瀬戸内海」が決めてくれた、ように思う。 「ただ、楽しんでおいで」、と。 

試乗会の日も、その次の日も、夜にはちゃんと寝てるんだけど、やっぱり前二週間の寝不足は解消できず。 ベースのハンモックで寝ている時は、何故か誰かがひっきりなしに揺らしにきたため、やっぱりちゃんと眠れず。

眠たいです、、今週は死ぬほど。 今日はゆっくり、、眠りたい・・・なあ・・・・