午後・・・「海に落ちたらすぐ上がろう、すぐ助けよう」「思いっきり艇を傾けよう」

午後は「寒くなる前に海に入りましょう」レスキューの練習だ。まず陸上でレスキューのデモを行った後、山口さんの指示で講習参加者がレスキューデモの動きの部分部分を試しにやってみる。 沈をした艇のバウを掴むために自分の艇のどちら側からアプローチするか、レスキューの際、コーミングはどちらからどのように押さえるべきか、どうしてか、、など、レスキューの一連の行動を細かく分けて意味付け(どうしてそうするか、どうした方がよいのか)を教わった・・・んだけれども、覚えているのは自分がやった部分だけ。あああ。いろんな意味があったのになあ・・・
海況は午前中よりさらに穏やかになっていて、レスキューをするにはうってつけだった。再び二人組みを作って、レスキュー実地訓練。 ただで転ばないように、と、私はとりあえず「ロールを試してから」沈脱したんだけれども、二度ともブレードが水面下へ沈んでしまった(涙)・・海でロールはできないの?!
普通に沈脱した状態だけでなく、沈脱者と艇とパドルが離れてしまった場合どのようにレスキューするか(人と艇のどちらを先に回収するか、回収した人をどうやって運ぶかなど)、状況をどう読んで動くか、なども指導を受ける。さらに、三人組となり、うち二人が沈脱した場合、それぞれの沈脱者の状況(カヤック経験・パドルを手に持っているか、艇を掴んでいるか離れているか、など)にあわせてレスキュー順を考えて救助する、という方法の指導も受ける。
さらに、セルフレスキューとして、「馬乗り再乗艇」の練習も。 私はこれを「自発的に」やるのは初めてだったんだけれども、相当がんばってやってみました・・・結局、身体が冷え切るまで上がらず、この日は人に助け上げてもらいました・・・要再挑戦・・・・年内?

このあと、リーンの指導を受け、ランニングターンの練習をしたのだが、前回得意だった左ローブレイスが全くできず、多少右がなんとかなる、、程度。この前できた美しいランニングターンは幻だった?? 何故身体がこんなに硬いの?

こうして、一日目の「海上」講習は終了した。 艇上ではあまり意識しなかったのだが、陸へ上がって自分の身体が冷え、全く動かず固まってしまっているのにびっくり! 馬乗り再乗艇の練習時冷やしすぎたらしく、震えて立てない状態に・・・片付けを免除していただき、先にシャワーで暖まらせていただいた。 今の海水温でこんな感じでは、これから先の寒さ&沈脱対策をちゃんとしないと危ないな、、なんて思った。いや、単に私がひ弱なだけか・・・