黒い海とシングル艇

今日は、観音崎からスタートする、東京湾ツーリングだ。 でもどこに行くのか、結局わからないまま、とにかく集合場所の「観音崎自然博物館前」たたら浜駐車場へ向かった。 天気は近づきつつあった台風がひっぱってきた前線のおかげで、低い雲がたれこめ、前夜からの雨の余韻がまだ残っている。こんなんで、あの大型船だらけ・浦賀水道間近の観音崎周辺を漕げるのだろうか??
観音崎には、ヴィッツを入手してすぐ、横浜横須賀道路経由で行ったことがある。しかし!今では、この距離で高速道路を使う気がしない。延々16号線を下って行くことにして、出発は7時半。2時間も見れば大丈夫でしょう・・って早すぎますよ・・・・
早朝の16号線は、全く渋滞の気配もなく車はさくさくと進み、見慣れた走水地区には8時過ぎに到着。時間つぶしに、車を止めて、今日漕ぐ「東京湾」を眺めてみた。
第一印象=「暗い」! 空が真っ暗なほど天気が悪かったのを差し引いても、とにかく「水が黒い」・・・波は穏やかで、流れもほとんど感じられず、漕ぎやすい印象はあるものの、いつも漕いでいる久留和地区・三浦地区に比べて、爽やかさがない「違う海」であることがはっきりわかる水の色に、ちょっと気おされる。
朝起きたときはあんなに肌寒かったのがウソのように、蒸し暑くなってきて、昨日わざわざロングジョンを貸してくれ、って頼んだのがもう無駄になっていることが感じられた・・・すいません、マッキ〜・・・・

走水で相当時間をつぶしたつもりでも、たたら浜駐車場には8時半過ぎに到着、駐車場には一番乗りだった・・・・誰もいなくて寂しかったので、そこいらへんをうろうろして、公園から海のチェックをし、それでも時間が余ったので、開館直後の博物館に行って、学芸員さんに挨拶までしてしまった。そうこうするうちに、見慣れたコアの紺色のバンがやってきたので、あわててそちらへ向かう。

今日の参加者は、私を含めて5名、うち自邸参加がお二人だった。キャンプで一緒だった方、先日の伊豆で一緒だった方がいて、私もちょっと常連になったかな?って感じだ。
ガイドはマッキ〜とかばちゃん。 かばちゃんと一緒に漕ぐのはとっても久しぶりで、これがなにより嬉しかった。

本日のルートは、たたら浜から観音崎を経由して、横須賀港沖の猿島まで行って帰ってくる、という8キロ程度のコース。 猿島が上陸禁止のため、とにかく猿島まで行って引き返し、途中の浜でお昼ご飯となるとのこと。
艇の振り分けになって、驚いた。 今回私はシングル艇! 艇はいつもの相棒:Shore Line。 海は穏やか・風も波もほとんど感じられない・・・・でも、シングルなんですか?! 今回ダブル艇は1本しか来ておらず、参加者のレベルが高いんだなあ、程度に思っていたけれど、とうとう私もシングルでツアーに出していい、と思ってもらえたようだ・・・嬉しいのと、すごく不安な気持ちが心の中でせめぎあう・・・・・
簡単なルートの説明の後、すぐに海へと乗り出した!