神経だけは太くなっている

傍から見れば、サメに追いかけられ、波に翻弄され、ある意味大変な状況に私はあったと思う。 確かに、先を行くツアー同行者との距離の開きに、何度もくじけそうになった。
でも、不思議と「海況が怖い」という気持ちにはならなかったし、夜になって「どう思ったか」を聞かれて思い返しても、「とにかく波にもまれて漕ぎにくい」「進まない」イライラはすごかったものの、「怖い」とは思っていなかった。
ダブル艇の安定感、安達さんがとにかく見える範囲にいたことは多分本当にこの気持ちの安定に寄与したと思うけれど、あとはやっぱり、以前のパドルコースト試乗会でとんでもない海を(あの段階で)経験させていただいていたおかげだろう。今回とパドルコースト試乗会時との海況の違いを後でマッキ〜に聞いたところ、「波の質が全然違う。石廊崎周辺の波は、堅い波が下から突き上げるような感じ。」と教えてくれた。分厚い波は御しがたくて怖い。それだけは確かにわかった気がする。

「波の読み方」関係の本にも、波の立ち方は、海流・風向き・潮流の方向だけでなく、海底の地形に左右されるようなことが書いてあったが、まさに今回はそれを身をもって体験したんだと思う。



(とりあえずもっともっと続く・・・地名が全然わからず、大変難儀中・・・)