被災 1

観測史上最大、という大地震がとうとう起きてしまいました。
職場で被災された方、自宅で一人、という方、出先の寒さの中の方、さまざまな形でこの未曾有の事態を乗り越えようとされていることと思います。まだあとかなりの余震か続きそうです、心を強く持って、折れないように、どうか…がんばりましょう…

私は今、ひょんなことから大学病院の看護学部にお世話になっています。父が手術入院していて、明日退院予定、その執刀医の方と経過相談をするため病院に来ていて被災したためです。多分今私がお世話になっている場所は、横浜広しと言えど、これ以上の安全な場所は考えられないと思います。一人にひとつのベッド、完璧な自家発電による電源、空調、非常食、きれいなトイレに看護学部の先生方、学生さん、看護部の皆さんのの暖かな気遣い。追加の毛布、暖かいお茶…

この前私は交通事故にあって、金沢区警察署の交通課の警官の方たちに大変大変お世話になりましたが、今回またしても、準公共な方たちにお世話になることになりました。何だかもう本当に、ありがたく、申し訳なく…心からまず感謝の気持ちで一杯です。

そして、この前警察の帰りに思ったこと、でもあるのですが…私、仕事してるとき、結構「思い上がってないかなあ?」

きれいなきれいなオフィス、素敵立地、業種の特性からくるある種の優越感、会社のネームバリュー、もろもろの、自分が作った訳じゃない条件に、どってりとあぐらかいている、のでは、ないかなあ…?

公共サービス、という仕事に、心底興味が出て来ました。それは多分、会社で自分がやってる仕事の意味合いがそれにとても近いせいかもしれません。 まだしっかりと形を成した想いではないのですが、これからちょっと、このはっきりしない想いとしっかり向き合おう、そう決心いたしました。