シーカヤックをはじめよう (3)置くか、積むか その4

艇庫派から自艇自車積みを志す方たちへ、のお話、続きです。

「海に出られない日は、三浦中をまわって、ホームが荒れた状況の時、
ほかのポイントがどんな感じか見ておくのもいいと思いますよ。」

車を持ってるから、とU代表がすすめてくださったこともあり、冬場の
強風(と感じられるとき)や雨の時、そっと各ポイントをまわっている
ことがあります。

そんな時、行った先で知っている方の「車」がぽつんと一台停まってい
る光景に出会うことも幾度か。 
で、私がいつも思うのは・・・

「無事戻ってきてくださいね・・・・・」

出艇・帰着の記録については、各艇庫でさまざまな方法をとられていま
す。 常駐の方のあるところ、そうでないところ、いろいろありますが、
艇庫所属であれば、海に出た足跡は何らかの形で残すことができますし、
帰ってきていなければ、ラックにカヤックがないから(多分)誰かに
気づいてもらうこともできます・・・かなり高い確率で・・・・

カヤック雑誌で、有名なガイドさんが「帰ってこないことを心配した
漁業関係者の方の通報で」遭難騒ぎにあったとの記事を書かれていました。
詳細は雑誌に譲るとして、雑誌記事でこの方も書かれていましたが、

「出艇、帰着の記録を何らかの形で残す、または誰かと情報共有する
工夫をしてください」

海は5分でその表情を兇暴に大きく変化させることがよくあります。
漕ぐ側の体調も、たった一瞬で最悪になることがあります。
腰だの肩だの手の腱だのは、傷めるのはほんの一瞬・・・

楽しむための休日を思い出したくもない一日としないように、
そして何より、ご家族に心配をかけないように。

続きます。