ある日ある時

うみうしさまは何の気なしにおっしゃった。 おっしゃったことすら忘れていらっしゃるに違いない。「Oさんはせっかく車持ってるのだから、一色が荒れてるときはほかの浜を見に行って、どんな感じかわかっておくのもいいかもしれませんね」 おお、そうか。。 通常私、一度言われたことは結構、決して忘れません。
荒れてました、本日。 今小雨、これからの予報は大雨。。 昨日は疲れて一歩も家から出られなかったので今日もきついけど、まあ運転くらいはできるでしょ。 行きますか、全浜チェック。
一色は最後によるのではじめはパスして、葉山公園駐車場。 雨ですね。 風も・・沖がかなり嫌な感じです。  誰もいないかな? 堤防に上がってぐるっと見ると、うーん、アウトリガーの人とかスキーの方がちらほら。 確かに、腕に覚えのある方であれば出られない海ではないっと。 ひとりでは無理、かな。 ああ、長靴が砂だらけ・・チェック終わり。 次は長者無料駐車場。 さらに上から見る長者周辺、岸よりより沖の突風が目に付きます。わー。ウインドが飛んでく・・・・ では次に、久留和へ行って見ましょう。 うーん、雨が強くなってきました。  でも結構、駐車場には車4割・・・天気にしては多いな。 浜を見ると実家Kの艇がたくさん並べてある・・ツアー直前で中止?? と思って見ていると、イントラAちが生徒さんひとりとやってきた。 あの、さっきより吹き降りなんだけど、やるの? 準備体操きっちりやってます。 あ、パドルのもち方なんかも指導中。。 頭が下がります、がんばれ!  じゃっ、次、長浜。 Aさんいるかな? とっとこ走る愛車V。 長浜への道にはおっきな水溜り、うーー、ここ走るのイヤ・・・・ がーーっと三つ走りぬけ、さて長浜駐車場へ。 久留和より広い分、車の数些少・・・なような、? さて。浜に向ってよーーく見ると。 沖へ向って突っ走る艇3、荒崎側に向う艇1、波打ち際に停泊する艇2・・・あれ、Sの方たち、だよなあ・・・さらに後ろから、マリブ6艇。 うーーん。 この天気にこんだけ人が出てゆく、、 さすが長浜。 んー。読書でもするか。 20分近く『東京タワー』(リリー・フランキー)熟読。 ふと見上げると、Sのお二人が艇を持って上がってきたので、吹き降りの中窓だけ開けてすかさずご挨拶。「あれ、漕がないの〜、ほらー、みんな出てるよ〜」はい、ごめんなさい。。 残念、Aさん不在のため、では次は三戸浜です。
人がいません! なんていうか、売店がないとか海水浴場っぽくないとかそういうの差し引いても、人がいません。。 ああ、先週深夜、ここ暗かったな。。  薔薇BBQ会場だった駐車場へ入ると、あらま。 ここでお会いするとは、オ〜ラさんの車・・・ あの、ここからひとりで出たんですかあ?! 長浜出る前には、朝小雨だった雨は吹き降りに変わり、三戸浜にもどんどんうねり波が入ってくる、風はまあオンショア気味の浜に並行・・? このなにもない寂しい浜の閑散とした(駐車中の車は、私のとオ〜ラさんのと2台だけ・・・)中の、ひとりぼっちな気持ちっていうか、何ていうか・・・ とりあえず、お昼ご飯を入手しに一旦134号まで戻って、いろいろ温めてもらって、戻ってオ〜ラさんの車隣でおいしくいただく。 『東京タワー』の続きを40Pほど読む。 まだ人が戻ってくる気配なし・・・ フロントウインドーはたたきつける雨でワイパーかけないとすぐなーにも見えなくなる、車の中に聞こえてくるのは、波の音と風の音と、とんびの声と、カラスと猫がけんかする声・・・雨音に包まれる・・・オ〜ラさん帰ってきません・・・ タイムアウト、もう帰路につかないと用事に間に合いません、仕方ない、車に常備の非常食セットをドライバッグに詰め、車にぶら下げて帰ることに。 筆記用具もメモもないけど、ドライバッグに私の名前書いてあるからまあ、怪しい感じではない・・・といいんだけど・・・
ダッシュでうみうしまで戻り、ダッシュで愛艇をぽんぽんして、艇庫ダイじゃない代をお支払いして、ダッシュで自宅へ戻る・・・・その目的は・・・明日!!