なんにもいらない

ただ、次の週末もその次の週末も、無事海に出してくれさえすれば。 
ひとりで漕いだ次の週は、もう、隙さえあれば海にいた時のさまざまなシーンを思い出しています。 うねりの向きや風の音、波の感じや艇の揺れ、潮の香りや目に映った景色、海の色、もう、ありとあらゆる瞬間を。
この5月で、海に出るようになってから3年。 4月で、愛艇SHORELINEとともに一色へ移り住んでからちょうど1年になります。 いつ飽きるかと、いつ怖さに負けて海から上がるかと、ずっと心のそこで密かに心配し続けてきましたが、まだまだなかなかそんな日は遠いようです。
静かに安全に、少しずつ確実に。 楽しんで。 シーカヤックに出会って本当によかった。 いつもそう思っています。