どっちもどっち2

ニャンのうみうしにっき『きのうのうみうしは、せんきゃくばんらいでした。「へいじつ」だというのにつぎつぎとひとがきました。 みんなべつべつのくるまで、ちがうじかんにきました。 おたがいに「だめにんげん」とよびあってうれしそうでした。 きょうはひとりにしておいてほしかったのにいろいろうるさくおいまわすので、つい、いちばんすきなひとのくるまにとびのってむししてしまいました。 
うとうとしていると「ニャンのお腹まわり、ころころですね」というこえがしました。 おしりがわのしたからみると、ねこはふつうふくらんでみえるんです。 それにもうすぐふゆげだし。。 そういうおんなのひとだって、ふゆようかぶりもののきせつなのに、あきのすとれすでたべすぎて、おれんじいろのかぶりものにはいらないのでは、としんぱいしているんですよ。 ねこはなんでもしっている。。』