朝霧

だから、北村薫さんの小説ではない。。

逗子デニーズを曲がったところから、霧の予感。 葉山マリーナ越えて、ローソンの角を曲がって森戸・真名瀬にくると・・・海の上は真っ白。

霧が山からそっと降りてくる。 固まって、降りてくる。 薄い短冊状のカーテンとなって、音もなく。 一色に出てみると・・10メートル先も見えません。 ただ、打ち寄せる最後の波がかすかにダンパー気味のたたきつけるような音を響かせる、、

朝7時、一色の浜、ひとり。 朝練、中止です、、っていうか、こんなこわい世界に、私出られません・・・ひとりでは。

クラブハウスに戻っても、デート中のニャンは、こっちに来てもくれません。 人もいないし・・・ 実家に行っても、コアバスと行き違い。 くすん。。

仕方ないので、134号線を流す。 鎌倉入り口過ぎて、稲村も過ぎると、もうごく普通の夏の朝・・・ひざくらいの長いうねりが眠たいかんじで入っているけど、ロングの練習には多分うってつけ、たくさんたくさんのサーファーさんが出てました。 稲村でいい波見ました、1本だけだけど、素敵でした。

今日は友人が某所で試乗をする予定だった。 その試乗艇、私も実は、一応気になってた艇、なので、ここで帰っちゃおうかと思いつつも、友達甲斐ないことはよせ、と自分を諌め、葉山公園駐車場へ。 ・・・なんてたくさんのシーカヤックが来てたことでしょう・・・! ソロが基本の一色とは、また違う世界を垣間見た気がしました。 秋風のたつころには、私もご一緒できればいいなあ、、と思いつつ、友人を待つ。

もう少しでゆき違う(長者のお池でゆき違える、ってのもすごいな)ところを何とか邂逅、まだ霧で真っ白、長者の先端も見えない長者のお池で、たくさんのカヤックにまじって友人も試乗艇を十分楽しんでいた模様。 自転車のお友達がいろんな話をしてくれて、なんだかとってもうれしかった。。 だって、私一人だけカヤック乗ってないんだもん、、こんなに寂しいことってなかなかない・・・

たくさん、たくさんのカヤックが、まだ霧で真っ白な長者のお池に浮かんでいた。 数えられただけで多分18艇、これにシットオン体験の子供たち、アウトリガー、グループ行動されないソロの方。 さすが、シーズン! なんて思っているうち、みるみる霧が晴れてきて、ふと見上げればもう夏の空・真夏の日差し。 気がつけば、帽子を忘れてきた私、すっかりしっかり日焼け、しておりました。 友人の自転車仲間さんもきっと今頃、日焼けで痛い思いをしてるかな・・・?

試乗していた友人は、とっても「幸せそう」に見えた。 アウトドアスポーツを上手に気分転換に使っている彼が、今日乗った艇を大事な相棒にするのかどうか、、ちょっと見守っていこうと思います。

ということで、、、帰路だけを見れば、なんで海に出られなかったか、全然わからない素敵な夏空、「ナビゲーションができれば今日の海には出られたのか?」という気持ちで、ちょっと悶々といたしました、正直言えば。

外は大雨。 でも、明日はレスキュー! 7月伊豆開催のTLWのために、私にできることはきちんとできるよう、知識と身体の記憶をきちんと整理したいと思います!