セーフティカヤックワークショップ in 三浦(1)

三浦ふれあいの村、それは思い出の地。 

昨年冬、ここでJSCAの検定なんて受けました・・・それも実技まで(無知無謀・・)。。 試験二週間前に階段から落ちて、右脚靱帯損傷全治3ヶ月六週間、養生2ヶ月って状態、、歩くの精一杯でしたっけ・・・ 
現在の所属先「しーかやっくうみうし」については、場所しか知らず訪ねたこともなく、局長・副長とはお話したことすらありませんでした(もちろん他メンバーにも知り合い皆無)。 局長になんて、お会いするのも初めてでした(多分)・・・・
それから半年。 いつの間にか、自艇は発注するは納品されるは、クラブ移籍してうみうしの人になるは、ほんと、、ひとの人生何がどう転ぶかわかりません、、 ねえ>ニャン

記憶の中では、広く閑散とした枯れた芝生に、長く広い灰色の浜、寒〜い宿泊棟。 今回は、早朝道に迷うこともなく、皆さんと車を連ねてふれあいの村駐車場へ到着。 冬の利用者は私たち検定関係者だけだったけれど、今日は、たくさんの利用者がいて賑やか。 枯れ野原だった芝生も青々として、しろつめくさの花が満開、そこここでサッカーに興じる子供たち、浜辺にはテレビセットの海の家が建設途上、研修棟からは太鼓のリズム。 うーん、夏、だなあ。。

明日、毎年恒例の伊豆行事:松崎(岩地)シーカヤックラソンがあるため、参加者が少ないのではと心配していたけれど、2アウトフィッターあわせて12名の参加者。 講師陣・スタッフ入れて20名以上の大所帯。 みどりの芝生の上にシーカヤックがずらりと並ぶさまは、何度見ても微笑ましい。

6月上旬にしては肌寒く、ちょっとクセのある弱いオフショアが断続的に吹く海。 幸い、最近よくあがるうねりと波は皆無で、この5月"一色道場"でひっくりかえされてばかりいた私には夢のような海。 オリエンテーリングの後、すぐ海に浮かぶ。

ワークショップ事前に配布されたレポート課題の「実際の私」回答を、実際に海上でやってみせる、というのが最初のプログラム。 『Oさんのレポート中の「実際の私」は、実は「理想の私」では?』というコメントを局長よりいただいていた私は、必要以上に緊張しました・・・・  参加者全員が、ケース1〜ケース3までのシチュエーションを実際に体験、実演してみせるのだけれど、「見るだけの立場」に集中してみればこれは「ひとりの人のレスキュー技の進化過程」を見るかのようで、いろいろ興味深いと言えなくもない・・・・・そう、、見るだけ、ならね。

いちいち感想を述べると長大になるので割愛しますが、自分の課題だけでなく、「レスキューこんなときどうする?!」に関するお題をたくさんたくさんいただいたような時間でした。 知っていてもできないことって、多いのは知ってたけど、これほどとは。。 参加者全員で、痛感。

午後は、オープンデッキカヌーの実技デモ、体験試乗の後、この実技評価をもとに、講師陣がクラス分けをしてレスキュー講習。 「基本技の再確認」組と、「Y角ITに「こんなときどうする」をブラッシュアップしていただく組」に分かれました。 私はもちろん、基礎技再確認チームへ。

各自、セルフレスキューからかな?と思いきや、まずボートコントロールの練習。 バディを組んだ2名で「沈脱艇と仮定した」相手の艇に素早く近づきバウを掴む、艇の動かし方を教わる。 そう、私これ、苦手なんですよね〜。

相手の艇に近づくにも、自分と相手の艇の位置関係をよく考え、ただやみくもに艇をまわして前進して相手に近づいてゆこうとせず、リバースストロークで艇旋回の手間を省いて素早く近づく、ローブレイスターンで上手に相手のバウを掴める位置へ自分の艇を進める、などを復習。 自艇なのに思い切ったリーニングがまだできない私には課題満載でした。 幸いなのか不幸にもなのか、海が大変に穏やかだったため、すべて思い切って行動しなくてもなんとかできてしまう海況、、ちょっと荒れてたらもっと状況が違っていたことでしょうね。。

最後にT字レスキューを1回ずつやって、本日海上の部は終了。 10時すぎスタート、16時終了、あっと言う間・・・・

夕食・お風呂をはさんで、20時より22時まで、まず夜間200メートル先で、ライト各種(参加者持参)がどのように見えるかの実験、その後、本日の海上演習の復習。 「自分に何ができなかったか」を発表して、その問題点を整理、翌日の課題へとつなげた。

22時から簡単な懇親会、23時で会議室が閉まるため解散、就寝。 男性陣は翌1時過ぎまで語り合った方たちもあったとか・・・