トウ・フー

西伊豆レジェンド来日イベントでの、ダン・ルイスの「TOE FOO」(トウ・フー)。
何かと思ったでしょう。 私も他の参加者も、聞いたとき「ええ???」ってクエッションマーク乱舞。 「フー」は「カンフー」の「フー」なんだそうだ。 「つま先・(拳)」。 カヤック漕法のすべての基本、人生これに始まりこれに終わる「フォワードストローク」の肝。 で、これが何かって言うと、、 

フォワードストロークは、「腕の力」「背筋を中心とした身体の大きな筋肉からの力」「フットペダルを踏み込む力」、この3つを上手にミックスして行う。

私はずーーーーっと、「腕で漕いではあかん」と言われ続けてきた。 トルソーローテーションがちゃんとできないのって、自分がまだまだ未熟なんだ、ってずっと思ってた。 参加者にもそう思ってた人は多かったと思う。  だから、「?? 腕の力ですか?」って質問が多分来て、それに対してダンはさらりと、「だって身体だけ使ってると疲れちゃうでしょ。 使うところもローテーションしないと。 腕が疲れたら身体で、身体が疲れたら腕で。 脚の踏み込みを上手に組み合わせれば、しっかり進むよ。」   ・・・・・  「そうだよねー。 ずっとおんなじとこばっかし使ってたら、疲れちゃうよね、、」 皆妙〜に納得したものだ。

西伊豆から帰ってすぐに、例の階段落ちがあって、このことをずっと忘れてたんだけど、フォワードについて書かれた方のブログを読んでふと思い出した次第。

カヤックフォワードって、拳法でいう「正拳」に似たところがあるので、理想の型だの力の入れ方だのきっとあると思うのだけれど、「型」を覚えることと同時に「理にかなったこと=ずっとおんなじことし続けると疲れたり身体を壊したりする」なんてことも忘れないでいたいな。

なんたって、カヤックは楽しいもの、だからね。 

<追記>
とはいえ、、人の数倍・数十倍も漕ぐのが遅い私としては、まず、「型」にもこだわりたい、と思っております。 ・・・その前に、基礎「体力」「筋力」「持続力」か・・・