言っていることは一緒だとしても

tomboy72005-08-12

「何年かしたら、この中のみんながそれぞれ子供連れて来てさ、またまたその子供が親にそっくりで、おーんなじことしてたりしたら、すげー笑うよね。」
昨夜飲んでる時に、何気なく誰かが言った一言。 この楽しい時間が、このまま続いて、優しく膨らんでゆくといいね、っていう気持ちが素直に伝わってきた。 うん、ほんとに、そうなったらいいな、って皆思ってるよ。

「子供を持たない奴(女?)は、結局(子供に?他人に?)優しくない」というセリフに心底キズついたのは、少し前の出来事だ。 これも飲んでる席のこと。 「だから、遊んでばかりいないで、さっさと世帯を構えて、子供を持て」と。 

言いたいことは、きっと、一緒なんだろう、と、今は思う。 表現のしかた、言葉の選び方・並べ方が違うだけ。 でも、受け止める側の気持ちは、全然違う。 私一人が神経質なのかな?って思って、年齢もまちまちないろんな友人女性にこの話をして尋ねてみたら、反応は私と同じ、だった。・・・・よかった。

ひとにはさまざまな背景がある。 事情もある。 どんな生活を選ぶか、選ばざるを得ないか、どうして今そうしているか、人さまざま、だ。 人が今の立場でいることを心の底でどう考え、これからどうしようとしているか、何が一番の望みなのか、そのためにどんな努力をしているか。 これもさまざまだ。 そして、その考えだの想いだの努力だのは、人前で語るものでも、ない。 それらは、年齢が上がれば上がるほどそっと心に秘めて、他人からは淡々として見えるようにというところにこそ、一番力を注いでいるのだから。

少なくとも私は、このことをずっと忘れずにゆきたいと思う。 たとえ、言葉が遅い・足りない、と言われることがあったとしても。