温める

tomboy72005-01-11

寒いのは苦手だ。 友人と集まった時など、自分の厚着姿に「おしゃれ心」の不足をしみじみと感じる今日この頃。

だから、冷たい飲み物には四季を通じてあまり手をださない。 いつも「あったかいお茶」中心。 真夏のオフィスの自販機でこれを探すのは、そりゃー大変、です。

シーカヤックに乗り始め、ツアーに参加し始めるうちに、「温かい飲み物」の力を改めて見直したことが何回もあった。 
初めて4キロ程度の中距離を漕いで上陸し、漕ぎ切れた嬉しさを感じると同時に手や身体が震えて止まらなかった時。 荒れた海況の中をやっとの思いで漕ぎぬけて上陸して、陸地のありがたみをかみしめている時。 まだちょっと肌寒い中、不意沈した後。 温かく甘い紅茶が、心と身体にどれだけ有難く優しく感じられたことだろう。 
また、キャンプの起き抜けで、まだぼんやりと頭も身体もはっきりしない中、漂ってくるコーヒーの香り。 紅茶党で、自宅でも出先でもほとんどコーヒーを飲まない私にも、その温かな香りが自分の意識をゆったりと引き寄せ、頭をすっきりさせてくれることがよくわかった。

アウトドアで、自分でお茶を沸かしたいなあ。 適当な量の水を温められる小さなストーブが欲しいなあ。 自然と、そう思うようになった。

以前は「ESBIT」を携行していた。自分ひとり分のお湯をシェラカップで沸かすなら、これでしょう。 実は今でも車に積んであります・・・でも、たった一人分しか温められないぞ・・・
☆これ→http://www.interq.or.jp/cool/kita/stove_body04.htm

もう少し、たくさんの量を温めたい。 もうちょっと「ストーブ」っぽいものはないものか・・・と探すうち、「ZIPPO ポケットストーブ」にたどり着いた。
☆☆これ→http://www.zippo-outdoor.co.jp/gears/gas_stove/ps.htm

とにかく小さい・軽い! チタンケトルとのセットで入手したこともあるんだろうけれど、専用収納ケースに入れると、アメリカの大きめの缶詰より小さく軽い、くらいだ。 この小さなからだで、クラス最強の2,700kcalの熱量が出る、らしい。

今度の日曜日、コアの江ノ島ツアーにこいつを連れて行って、どんな働きを見せてくれるか、試してみようと思っている。  サイズは小さくても、力強い炎で、私だけでなくてツアー参加の友人たちも温めるおいしいお茶を入れることが、できるといいのだけれど。