帰還

久留和沖に戻ったころに、風2、ちょっとうねり、くらいのかわいらしい海況になった。 まあ、かすかな追い波が艇を押す、って感じで、簡単なもの。
カメラマンの指示どおりに港へ入ると、b1のスクールがまだ終わっていなかったらしく、最後の「ロールデモ」をやっているところに遭遇した。どうやらスクール参加者の男性が試しに真似してみた後に私たちは帰ってきたらしく、たったひとりでスクールをきりもりしていた山口オーナーがしぶしぶ(かばちゃんに断られたため)ご自分でロールをデモンストレーションし、スクール・ツアーともおしまいとなった。

出発前の自己紹介で「生きて戻ってくることが目標」なんて言ったが、本当に恵まれた状況のおかげで「漕ぎ疲れ」だけでこうしてホームへ戻ってくることができた・・・!
ツアーのペースを上手に配分してくれた、ガイド・マッキ〜に改めてお礼を申し上げます。
でも、マラソンでだって、歩いてだって、30kmなんて絶対行こうなんて思わないのだから、私のカヤック熱っていったい「どこへ」「どこまで」進もうとしているのだろうか・・・・・? 自分でもよくわかりません・・・・・

珍しく、ツアー参加者全員で艇庫で打ち上げビールを飲んで、食事をして帰った。 カヤック後私が一番寂しいのは「自宅へ帰って電気をつけること」「ひとりで食事をすること」なので、実はこれは30km漕げたことと同じくらい楽しいことだった。

次は「海でのロール」だな・・・!