穏やかな秋の夕暮れ

この後は、小網代湾をゆったりと巡り、ここまでたどり着くのにたどった海とは対照的な、穏やかで眠っているような海面にカヤックを浮かべ、輝く海面と傾く夕陽をゆっくりと眺めて過ごした。
女性がカヤックを始める時には、99%がこんなシチュエーションを胸に描く、、そんなツアーになった。
・・・・女性なのに、「おんなのひとはこんなの好きよね・・・ふーん」とか思ってる私って何だったんでしょう・・・・・負けず嫌い・・・?

瀬戸内ではあんなに炸裂していたガイドMは、いつの間にか大人ぶって、水をかけても知らん顔だったりしたところが憎たらしかったですね!

先ほどの湾へ帰り、お迎えのかおりさんと一緒に艇をバンに上げ、今回のツアーは終了となった。
次回の三浦ツアーはここからのスタートとなる、とのこと。天候が許すなら、絶対来よう、と決心した。

長浜艇庫へカヤックをしまう方、三崎口へ男性1名を送って、私は艇庫でシャワーを使わせてもらうためにコアへ一緒に帰った。
ロングジョンの上にフリートレックを着ても、風の冷たさを感じる、そんな秋の深まりを感じさせる日だった。

久留和に帰ると、ちょうど夕焼けが一番綺麗なタイミングで、真っ赤な夕陽にシルエットの富士山が映え、その上に白い三日月が浮かんでいた・・・・わたしがよく会社で夢見る、秋の久留和の風景だ・・・・・大変なツアーではあったけれど、今日もこうして無事終わり、艇庫にまで寄って帰ることができたのは、とっても幸せなこと・・・そんなふうに、思った。

シャワーを使い終えたところで、ちょうどかばちゃんが帰宅するところだったので、電車で一緒に帰った。いつもは愛車が一緒なのでこんなことができないので、これもちょっと得した気分、でした。

今度のツアーでは、あの海が越えられますように・・・・!