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瀬戸内から帰って、初めて、三浦の海に出る。

今日は、三浦半島を部分部分に分けて漕ぐツアーの第二回・「長浜→毘沙門(12km)」の日。昨日の曇り空とは打って変わって、美しい秋空にちょっと冷たい風が吹く、カヤックにはちょっと厳しいコンディションに思えた。

ツアーの流れがよくわからないので、愛車ヴィッツを置いて、電車で集合場所の三崎口へと向かった。 堀の内より先に電車で向かうのはいったい何年ぶりだろうか。

電車の窓からは、暖かい秋の日差しが差し込み、三浦半島の山深い風景が流れてゆく・・・・つい先週の週末は瀬戸内にいた、なんてことが夢のように思える、「いつもの」風景だ。

じっとその風景を見ながら、何故かとてもなつかしくてうれしい気持ちになる自分に気がついた。 今週はずっと、自分全体が瀬戸内に残っていて、一向に帰ってくる気配をみせず、すべてが徹底的にうわの空だったのだが、今朝やっと帰ってきた「私」には、電車の車窓から見えたこの三浦の山と、そのすきまに輝く海が、とても・・・「美しく」感じられたのだ。

とても「予想外」で、でもとても嬉しいこと・・!

それは、自分の「ホームグラウンド」が、三浦であることが確認できた、ということなのだ。

正直、一週間の間、自分で自分がとても不安だった。 瀬戸内のどの部分がこんなに私をひっぱるのか。
海? 人? ベース? 土地・施設? ツアー? メンバー? 渾然一体となったうちの「海」がもし私を惹きつけてやまないのであれば、それはもう、四国に行くしかないから。

今回のツアーに出てもし「瀬戸内が好き」と思えたら、本当に11月にでも再びGを訪ねる計画であったので、これは本当にとても嬉しい確認だった・・・!