秋が深まってゆく

昨日から降り続いている雨脚は、弱まる気配がない。

そんな中、秋の確かな訪れをそっと知らせてくれるもの。

金木犀の花の香りだ。

中学生の頃、靴箱を開けると、いっぱいに花をつけた金木犀の枝がそっと入れられていることがあった。 花が大好きな友人のいたずらだったんだけれど、なんだかとてもうれしくて、もう随分たつのにもかかわらず、金木犀の季節になるといつもこのことを思い出す。