LET’S CARTOP PROGRAM

ひんやりした空模様、穏やかな海日和。 すっかり寝坊したけれど、大切な大切な用事をきちんと済ませた後、一色へとバウを・じゃないや、車の鼻を向けました。
到着したうみうしでは、予定されていたお花見プログラムは催行されず、一部のクラブメンバーは荒崎へ遠征ずみ。 クラブハウスに一人残ってふと考えました、これは、、もしかして。。
この週末、お隣の浜のお猿様方が伊豆某浜へ遠征されていました。 その前の週は、遠くの友人が「フライングお花見」で同じ場所を漕いでいました。 その場所とは、昨年私が腱鞘炎になった某浜・某川。 川岸にそって続く風景は穏やかで、菜の花畑では昨年結婚式なんかも行われていましたっけ。 いいなあ、行きたいな。
最近うみうし様もレギュラー出演されている某K誌に、『おんなのこ、あつまれ!』というコーナーがあり、SHORELINEの里で研修生をされているIさん(小さくてすっごくかわいい女性)が毎回、女性カヤッカーに向けたコラムを書かれています。 前(前々?)号の特集が「一人・自艇・自車積み」。 ページがちっちゃかったのでわかりにくかったけど渾身のイラスト付き、細かく書きこまれたコメントには実体験からくる実感が込められていて、ああ、がんばってるんだな、と思ったものでした。
私の愛車TOYOTAVITZはコンパクトカーとしてかつて一世風靡したモデル(初代)です。 取り回しのよさも車高をはじめとした各種のサイズも、もう「私にとってはこれ以上はないでしょう」という適性。 でも、まだ車に一人でショアを積むことは、できません。 「全部ひとりでできなければ、なんにもなりませんね。」(2006/10/29:うみうし様)
なんとか練習したいと思いつつも、クラブの皆様の大切な海時間をこんなレベルの低いくだらない話につきあっていただくわけにもいかず、昨年10月以来この「LET'S CARTOP PROGRAM」進まず。 長浜にも三戸浜にも行けませんでした。 もちろん、伊豆なんてもう、とんでもありません・・・ でも、、今日はもしかしてチャンスか?!
どっからどうみても体調最悪のうみうし様に恐る恐るご教示を打診すると、無事OK、練習開始。 ポイントはやはり大きく2箇所。 艇の車上への上げ・降ろしと、載せた後の前後のテンションどりをするためのロープワーク。 たかだか、車高の低いVITZの屋根上のバーの高さへ、両手で艇を上げたまま前進/後退することの難しさ、フェーゴに比べハルがとがっている=バー上で安定しない(転がり落ち易い・・・)ショアを安定させるよう両手で頭上に支えたまま動くことがこんなに大変だったとは、知っていましたけど、やっぱり大変でした・・・ ロープワークも、うみうし様評価「全然ダメ」でも、、カヤック固定全般に対する積年の疑問(・・・6ヶ月)が解けたので、忘れないように、毎日自宅で研鑽したいと思います。 残る課題は、脚立と折りたたみシーカヤックキャリーの購入。 長浜や三戸浜のように、駐車場から浜までの距離が長く段差のある浜で、ほんとにキャリーのみで浜まで出せるか、出した後ちゃんと漕いで、海から上がったら車まで持ってこられるか。 持って来た後、車が運転できるよう自分でぜーーんぶ後始末できるか、さらに言えば、乗っけた後うみうしまで持ってかえって来て、降ろして洗ってラックに仕舞えるか。 その後車でうちまで帰れるか?? 次の日・次の週、仕事できるか? その翌週末、漕げるか?
道は長いです。 自艇を買うかどうか迷っていた時、キャリアの長い先輩女性や、たくさんの女性カヤッカーが海から去る姿を見続けてきた校長先生の奥様に言われたことを思い出しました。 「本当にその覚悟はあるなら。」 ・・・・ま、ゆっくり行きます。 期限が決まっているわけでなし、誰かにそれを強いられているわけでもなし、そうしたいと思っているのはやっぱり自分、なので。 
でも、誤解されているかもしれないので、一応ついでに書いておきますね。 私は「完全ソロ」を目指しているわけでは全然、ありません。 他の方と漕ぐことを嫌がっているわけでも、決してありません。 ただ、あらゆる自信が足りないので、それを少しずつ積み重ねている最中なのです。 そんな私とでも、一緒に漕いでいいよ、と思われる方、どうかこれからもよろしくお願いいたします。
ではまた、海で!