道具には、手を抜かない

高いのには、訳がある。 
どうしてそんな形をしているかは、手に触れ機能させてみれば一目瞭然。 
使い方には、それぞれの道具の「文法」(考え方の流れ、とでも言うのか?)がある。
大きさは、その道具が「どれくらいの」「何を」「どうしたいか」によって決まってくる。
一時代前、10年前、5年前、2年前、去年には、考えられなかった・存在すらしなかった「技術」「素材」が、確実に・快適に、人を護ってくれる。

その「道具」と自分との相性は、使った瞬間にわかる、ことが多い。

スノーシューにハードシェルを購入した時、最終的な決め手が実は「価格」だった。商品知識もブランド知識もない者として、大変まっとうな選択だった、って、思ってはいる。 

でも今日、patagonia(横浜・関内)に行ってしまった。
店員さんは、こちらの希望を聞き、じっくりと一対一で丁寧に説明してくれ、次々紹介されるジャケットの着比べ会。 この長話のおかげで、これからどこでどれくらい何をしたいのか、自分でもよくわかってきたくらいだった。

で、結局。 
Women's Stretch Element Jacket(XS・ridge blue)、定価から2万円安で購入。(でも、カシミアショートコートくらい購入できるお値段) だって、もう、身体に吸い付くようにぴったり!だったから。 ・・・・・動いた時のあの、快適さ!・・・・

ウエアも道具、としたら、今回のこの大きなお買い物は、私自身の道具遍歴の第一歩、に、なるんだろうか? 「八ヶ岳」と「奄美」を同じウエアで続けて経験したからこそ、「これが足りない」っていう「気づき」ができたのだけれど・・・・

で、とりあえず、決心。 これからアウトドアに出る時の道具を選ぶ際には、決して手を抜かないようにしよう。 わかるまでじっくり、自分に聞いてよく考える。 
欲しいものは絶対、「自分自身こそが」よく知っているはずなのだから・・・・・