奥深い

以前もb2で似たようなことをやった。フォワードストロークとスイープは、パドリングの基本にして、奥義?! 私自身、何回スクールを受けても、フォームは安定しないし、言われたとおりにはできていない気がする。
まあ、よく考えてみればそれは当たり前で、「海上において、「同じ」コンディションなどは存在しない」のだ。 100回出れば100通りの海と波と風の組み合わせが存在する。 こっちのコンディションだって、生き物なんだから同じなわけはない。寝不足の時も、飲みすぎの時も、風邪の時もおなかが痛いときも、、、そう、いつも全開絶好調とは限らないのだ。
でも、山口オーナーやマッキ〜は、どんな海況でも落ち着〜いて似たようなパドリングフォームだ。 パドリングのタイミングも、そんなに水掻かなくてもいいの?っていうくらい数少ない・・・・ちょっとでもその秘訣がわかれば、これからもっと楽になるんだけどな。

習ったことは、以前のb2とほぼ同じ。なので、午前午後の区別なく、習ったことのみ列記。
気温17度程度、水温22度程度、時折小雨がまじり、オフショアの突風が降りてくる、そんなコンディションの中で、久留和沖(長者側)のサーフがたたない場所で、行っては帰り、と本当にストイックな私たちでした。。

  • フォワードストローク(&バックストローク
    • パドル面は完全に海面に差し込んでから水を掻く。身体のローテーションとパドルの動きの連携、ローテーションのどの位置でパドルをどうするか(水に入れる・水から抜く)、水に入っていないパドル側の手(腕)の動き など
  • スイープ・リーン・スイープ&リーンを意識してのその場ターン
    • パドルの水のつかみ方、パドルのまわし方、リーンしてからスイープする場合の、リーンタイミング、とにかく乗っている艇の二次安定性を早くつかむために遠慮なく艇を傾けること。(勇気を出せって言われるのは2500回目くらいか)
  • リーンしながらのターンあれこれ
    • ターンの名前は(後述)。 マッキ〜がよくやっている、曲がる方向にリーンしてパドルを支点に艇を回す、っていうのを教わる。こいつのポイントは、リーンもさることながら、「パドルで海面を支える」ことがどれだけできるか、だと思う。水には空気と違って「抵抗」っつうのがあるわけで、それをパドルの両面を使ってどれだけ自分の支えとできるか。逆に、パドルを抜く時には、いかにしてその抵抗からすっと逃れるか。「パドル面で海水の抵抗をどこまで操れるか」は、「海上でリラックスする(力を入れすぎない)」と並ぶ、これからの私にとっての大きな課題。。
  • ラダー(スターン・バウ)
    • 前回のツアーで大変お世話になったスターンラダーの復習。実地練習もしたので、これはよくわかってたつもりだったが、海面に差し込んでないパドル側の手の高さ(位置)がちょっと変だったことがよくわかった。バウラダーについては、以前パドルコースト試乗会の時に野川さんが高い波を逆向きに昇るために使っていたのがこのワザだったことがわかった。とりあえず私にはまだできません、あんなにパドル上げて手を伸ばしたら、風ですぐパドルを吹っ飛ばされるでしょう・・・・
  • スカーリング
    • ずっと前のプールロール時にちらっと習ったっきり、どうやったらいいのかよくわからなかった「パドル水中八の字掻き」。だって、普通にまっすぐやろうとしても、うまく一本線には描けないのに、八の字ときたら、その場でパドルが吸い込まれるに等しいです。。実際にマッキ〜がパドルを動かすのを自分のパドルで体験したところ、できないまでも形は理解した・・・手首のスナップを使って、パドル軸を中心に一枚のパドルを二枚の羽のように見立てて水を掻くのだ。 練習しつづけていたら、100回やると1-2回程度の確率で、艇がちょこっと動くことが感じられた。 これももっともっと今後の精進が必要。

初めてご一緒した黒あるさんは、「空手家」だそうで、そのせいか?型が決まってフォームのメリハリが大変きれい。 力のかけ方に無駄がないように思われた。 上達早いです! ロングロールはほぼ完璧じゃないですか!! 

(つづく)