ラフコンディションを体験する日

今日のb2は、私と秋山さんともうお一方男性の3名。インストラクターは山口オーナーだ。

艇を参加者共同で浜へ運び、まず準備体操。いつも「腰を労わるように」と必ず十分なストレッチを指導されるのは、山口オーナーご自身が腰を痛められているため、とのこと。 私自身、決して体が丈夫でも鍛えられているわけでもないので、変に体を伸ばしたり痛めたりしないよう、細心の注意をはらいながら体操をした。

まず、陸上でパドリングフォームのチェック。

  • フォワードストロークで水をつかむ位置
  • 〃    どこでパドルを抜くか、抜き方とその位置
  • ボディーローテーションの左右の連続

艇のフットペダルの位置のあわせ方→艇の中で脚はどのような形になっているのが正しいか=三角座りで、ひざがコーミングの上にきちんとあたっているのがよい

各自、チェックをいただいた後、それぞれの艇を自分で岸まで運んで、出艇!

まず久留和の生簀のまわりを、右スイープのみ、左スイープのみで回ってみて、各自のスイープフォームのチェックをいただいた。

  • 私の悪いところ=パドルを水面で「円形」にまわしていない、漕ぎ切るまでパドルを目で追ってしまう

2回ずつこれを行った後、実は相当荒れている久留和港沖へと漕ぎ出した!

久しぶりに乗るシングル艇は、何があってもとにかく安定しているダブル艇と違って、波の影響をもろに受けるため、なかなか安定してまっすぐ進まない。とはいえ、今日のパートナーはおなじみShore Line。少しずつ体が慣れてくるも、今日の海はとっにかく「ラフ」だった。

波のさは50センチ超、風は10はいっていないものの、かぶっているフリルネックのフリルの隙間を抜ける風の音がひゅるひゅる聞こえ、向かい風に吹き付けられる潮が容赦なく目に入ってくる・・・・痛いよう。でも、ちゃんと見ていないと波が一定でないのでバウが振り回されるのだ、イヤだ〜!

ある程度、港の外に出ると、オーナー指示でUターンして戻るのだが、このコンディション下で「右スイープで旋回」と旋回方向を指示されるのは、ちょっとつらかったです!(いつも、適当にバウと風の向き・波の状態で「楽そう」なほうに回っていたから)右スイープ中、艇の真横から大きめの崩れてくる波をかぶって、危うく私の大嫌いな「左」コケ寸前まで行った。こわかった〜。

再び港の生簀まで戻り、改めて沖に出る→立石付近まで進む→大きく旋回して、港に入る、ただし、入る方向・ルートは自分で考える(テトラにぶつからないように気をつける)。

波が穏やかであれば、つーーっと行ってつーーっと帰る程度の行程なのだが、今日のコンディションでは結構神経と体力・根性を見せたり使ったりする必要があり、正直ちょっと疲れました・・・・・

こんな程度のことで、あっというまに午前中が終わり、昼食休憩となった。 昼食直前くらいに、体が艇に馴染んだのか、いつもの「パドリングハイ」な状態になった・・・なんで今日はこんなに時間がかかったのかしら??