朝霧

北村薫の小説のタイトルではない。単に、霧の深い朝だったのだ。
9時半集合なのにもかかわらず、駐車場大混雑情報(葉山On Line)を気にして慌てて出発したためか、8時過ぎに逗子ハイランドを過ぎてしまう。時間をつぶすため、久しぶりに134号線材木座沿いに逗子を経由して葉山へ向かう。久しぶりに見る逗子の海岸は海の家がびっしりと立ち並び、波打ち際も見えない。・・・・ちょっと地元意識の芽生えているのか、「早く落ち着いた海辺に戻ってほしい」などと生意気に思う。
こんな時間つぶしの甲斐もなく、集合時間1時間前に久留和駐車場へ入ってしまった・・・・・葉山から横須賀にかけては、海も山も深い霧につつまれている。今日はツアーがあるはずだけど大丈夫なのか・・・?
不安げに海を見詰めていても、時間はたたないので艇庫へ向かうと、そこには土日の「三浦ツーリング」に出んとする「猛者」の一団が・・・・聞けば、今回のツアー参加者(10名以上)はすべて男性、ベテランマッキ〜とかばちゃんがガイドするとのこと。
・・・・がんばれ、かばちゃん! 励ます私の横で、「俺たちの艇が通ったあとはきっと汗臭いぜ」「かばちゃんがあきれて帰っちゃったら一人一名ノルマでナンパしてくるか」「夜の話題は(かばちゃんに呆れられない範囲で)どこまでに留めるかが問題だ」「で、今回のツアーのタイトルは何にしようか」と参加者は妙に楽しそうだった・・・・・梁山泊コア・・・・・